この記事のもくじ
はじめに
THE YELLOW MONKEY(イエモン)は1988年に結成、1992年にシングル『Romantist Taste』でメジャーデビュー。
イエモンの楽曲は、主に70年代のグラムロックをはじめ、レッド・ツェッペリンを彷彿とさせるようなミッドテンポのハードロック、昭和歌謡、サイケデリックなどの特性を掛け合わせた楽曲の志向してますよね。
筆者は親の影響を受けて、小さい頃から無意識にイエモンの音楽を聴いて生きてきましたが、中学生くらいの時にちゃんと音楽として聴いて
『なんだこれ、めちゃくちゃかっこいいやんっ!』
身体中に衝撃が走ったのを覚えています笑
最近になり、自分の中で再びブームがきて、アルバム、シングルを共に全曲聞いたので、解散前の各アルバムのあまり目立たないと思われる曲の中で特に筆者の胸に刺さりまくった曲を8つ紹介します!
少しでも気になった曲があれば迷わずチェックしてくださいね!
THE YELLOW MONKEYの隠れた名曲8
This Is For You
1st アルバム「THE NIGHT SNAIL AND PLASTIC BOOGIE」より「This Is For You」を選びました。
正直、隠れているかと言われればそうでもないような気もしますが細かいことは気にしないようにしましょう笑
この曲の初っ端からなるギターの音色の淡さと艶々しさが一気にこの曲の世界に引き込んでいきますよね。70年代にタイムスリップしてしまったような感覚に陥ります。
そして、サビのロビンの歌声の迫力がすごいっすよね。迫力はありながらも聞き惚れてしまう、そんな歌声ですね。
In the rainy day 降り続く雨の夜にちぎれても
冷静なポーカーフェイスの
My sweet darling , this is for you
歌はもちろんですが、ロビンの書く歌詞は本当に艶がありますね。この曲は、同性愛について歌った曲である点にも注目して聞いてみてほしいです!
フリージアの少年
2nd アルバム「EXPERIENCE MOVIE」より「フリージアの少年」を選びました。
正直筆者は、このアルバムでフリージアの少年がダントツで好きです。笑
この曲は特に、描いているストーリーがとても薄暗く、哀愁漂い、しかし確かに美しい。そんな曲ですね。
ナイトクラブで歌う純真無垢な少年は、自分がやりたくもない音楽を歌うため、ステージに立ち続ける。いつしか大勢の聴衆をも魅了するまでになっていく、。フリージアの花束と魔法で汚れのないあの頃の自分に戻ることができたなら。
十七歳で 犯されたか僕の melody
貴方も今夜 Freesia の花束と
魔法の夜を おこすベットで
おやすみなさい さようなら
もはや、語る必要もないですね。美しいという言葉に尽きます。
薔薇娼婦麗奈
3rd アルバム「jaguar hard pain 1944-1994」より「薔薇娼婦麗奈」を選びました。
このアルバムは、イエモン唯一のコンセプトアルバムとなっている。
とても実験的なアルバムといえるが、このアルバムからややハードロックな志向が強まり、ポップな路線へと舵を切っていくことになる。ファンの中で、モストフェイバリットに選ばれることがあるほど評価が高い。
この曲は、歌謡の要素をハードロックと融合させたかのようなイエモンではお馴染みの艶と荒々しさが特徴的で
なんといっても、ギター、ベース、ドラム、どのパートにも見せ場がありめちゃくちゃかっこいい笑
一言でまとめるのなら、”ハードなタンゴ”ですね。歌詞の不気味さも相まって怪作に仕上がってると思います。
“I”
4th アルバム「smile」より「”I”」を選びました。
この曲は、ドラムの入りから一気に開ける、ノリノリになって歌い踊れるスピード感のある曲ですね。
特にライブでは、全員で叫べるパートがあるので、それはそれは盛り上がりそう笑
ライブ化け必至の名曲ですね。ハイになって灰になってみんなで死にましょう!
また、歌詞がなかなかセンシティブなのでカラオケで歌う際は注意しましょう!(イエモンはそんな曲ばっかりですが、笑)
ピリオドの雨
5th アルバム「FOUR SEASONS」より「ピリオドの雨」を選びました。
このアルバムあたりからイエモンは本格的に売れ出し90年代を象徴するビッグバンドの一角を成していきます。
この時期の曲は比較的ポップなものが多い中、こんなストレートに儚いバラードを出すんですからイエモンは一味違いますよね。
すごくシンプルなバラード。しかし、描かれる男女の関係は汚れていて複雑。この対比が美しすぎる。
あぁ 綺麗な愛程 汚れているのさ
あぁ 汚れた愛程 終わりは綺麗さ
あぁ 今夜は誰にも渡さないから
あぁ 最後にあの頃のように 嘘でもいい
何回も繰り返してしまうが、やはりロビンの書く歌詞はなんでこんなにも儚く切ないんでしょうね。
TVのシンガー
6th アルバム「SICKS」より「TVのシンガー」を選びました。
このアルバムは、イエモン史上最高傑作と呼び声の高い非常に完成度の高いアルバムになっています。
僕はこの「TVのシンガー」は全てのイエモンの曲の中で一番好きですね笑
初っ端から繰り出されるは、ゴリゴリ骨太のソリッドなリフ。
吐きだされる歌詞はロックスターになってしまった自分達への壮絶な皮肉。
なんかこーゆーのがマジでかっこいいと思っちゃうのがもうイエモン沼なんでしょうね、笑
頭の中には常に性的な欲望だらけ 毎日ずっとずっと
どうすればモテるか どうすれば儲かるか
それがダメなら Suiside さ
カッコ良すぎてダメだわー。
甘い経験
7thアルバム「PUNCH DRUNKARD」より「甘い経験」を選びました。
この頃のイエモンは再び初期の頃のようなダークさを取り戻しつつも、よりバンドとして削ぎ落とされた単純でソリッドな曲が増えていく。
この曲もシンプルではあるが、明るくわかりやすいロックで聴いていてとても楽しい楽曲となっている。
ライブが非常に楽しそう、生で聞いてみたいな笑このライブ映像みたいにロビンがダイブしてきたら大絶叫しちゃいますね。
こーゆー頭空っぽにしてただ楽しめる曲は嫌いじゃないです。
ジュディ
8thアルバム「8」より「ジュディ」を選びました。
このアルバムは、全体的にサイケ的な電子音と毒々しい雰囲気を纏っていますが、特にこの曲は毒々しさがMAXですね。笑
だけれど、1発目に出てくるに相応しい威圧感と重さを兼ね備えた曲でもあると思いますね。
メカラ・ウロコ8でも一番最初の曲であったことも印象的ですね。
やっぱりこの、曲自体の重さと毒々しさやエログロさがイエモンの真骨頂だと思いますねー。
人工的な皮膚… ジュディと名付けよう
現実の世界じゃ オレの望んでる 花びらは汚れてる
感情が何回か 抜けてしまった
先っちょ噛んでみてよ ジュディ…
まとめ
今回は、THE YELLOW MONKEYの解散前各アルバムのマイナー(だと思っている曲)を8つ紹介させていただきました。
イエモンの持つ魅力を満遍なく引き出させるように紹介したつもりです!
新しいアルバム「Sparkle X」が出て、新たに全国ツアーも始まるためイエモンへの注目も高まっていると思います。
これを機に少しでも、イエモンを好きになってくれる人が増えていくことを願っています!
最後まで読んでくださってありがとうございました!